平成30年11月12日
当会は、生徒の勤労観、職場観の育成や水先人会の社会的役割の具現化、地域への貢献等 文部科学省の考え方に立脚し、総合的な学習の一環として横浜市内中学校2年生3名の職場体験学習を受け入れました。
11月8日、9日の2日間の研修では、冒頭、「交通の要衝としての東京湾」と題し、湾内各港に入出港する船舶とその交通量が非常に多い東京湾の特性等の概要説明を行い世界有数の貿易港である"みなと横浜"への愛着を深めるとともに、水先人の仕事と社会的使命、水先人になるための要件等についてDVD視聴を交えたプログラム・講話により全般的な水先業務のイメージを掴むことで理解を深めてもらいました。
また、実際の職場体験では、本会事務局4部門の業務の紹介のあと、各部業務を体験してもらい、働くことの大切さや社会人としての礼儀作法、マナー、言葉遣いなどの大切さに気付かせました。
更に、簡易操船シミュレータによる水先疑似体験を実施し、大型船の操船を体現するとともに、水先艇に便乗し大型船を間近に見て水先業務のスケールの大きさを体感してもらいました。
体験の最後には、2日間のカリキュラムの中で学んだ成果を発揮し、全員がパイロット検定に合格し「ジュニアパイロット認定証」とともに「職場体験学習修了証書」が西本会長から手交されました。
参加した中学生からは、「二日間の体験で、今まで知らなかった水先人という職業の大切さを理解することができた」、「水先業務は水先人をはじめ様々な人たちによって支えられていることが実感できた」(一部略)といった感想が寄せられました。
当会では、水先人の人材確保、育成策として20代の若い世代からも水先人への道が開けたことを踏まえ、引続き、子どもたちへ海の魅力を伝えられるよう広報活動に取組んでいきたいと思います。
(操船シミュレータ体験) |
(水先艇による送迎体験-1) |
(水先艇による送迎体験-2) |
(修了式を終えて) |